どうも、はむむです。
私は都内の大学卒業後、新卒で国家公務員として就職しました（世間的に言う「キャリア官僚」）。
そこで数年間働いた後、コンサルティング企業に転職して現在に至ります。
私は小さい頃から国家公務員になりたいと思っていました（国家公務員は意外とこういう方が多いです）。
そして、国家公務員試験にも無事に合格し、官庁訪問も通過して晴れて夢が叶ったわけです。
私は、「社会基盤を整備を通じて、日本企業・経済の活性化に貢献したい」という大きな目標をもち、それが出来ると疑わずに役所の門戸を叩きました。
しかし、入省後になかなか仕事を楽しむことができず、当初思い描いていた官僚の仕事へのイメージとの乖離を感じて苦労していました。
結果的にそのギャップは最後まで埋まり切らなかったために転職という選択をしました。
仕事に求めるものは何？
現在はコンサルティング業界に転じましたが、実は新卒採用時にも同じような業界を受けていました。
就職活動を始めた頃は（昔からの目標ということもあり）公務員しか目に入っていませんでしたが、もう少し他の業界も見ておこうという気持ちで金融、コンサルティング、製造業の選考にも参加しました。
結果的にいくつか内定を頂くことができたのですが、特に金融の会社は新卒採用としては、年収も破格でやりがいも大きそうな仕事でした。
規模の大きな仕事がしたいと思っていた私は、公務員以外でもそれが出来ると知り、とても悩みましたが、最終的には憧れを追求することにしました。
「より多くの人や企業の役に立ちたい」と思い、年収や労働環境は多少犠牲にしてでも「大きなことに携わりたい」。
これが私の職業選択をする上で重要なことでした。（青いなと笑われるかもしれませんが・・笑）
公務員として感じた理想と実際のギャップ
そんな紆余曲折を経て公務員となったわけですが、比較的早くから違和感を覚えることになりました。
- 日程調整に忙殺される日々
- 目的をあまり見いだせない非常に細かい資料作成
- 結局どれくらいインパクトがあるか分からない国会対応
- 外に出るわけではない内部資料に対する非常に細かい配慮
他にも挙げればありますが、突き詰めると、何に役立っているか分からない仕事が多いということに悩み始めました。
個人的に無駄と思う仕事が多くても定時に帰れたり、他のやりがいの大きい業務が比較的ある状態であればまた変わったかもしれません。
しかし、私の場合は（業務効率が悪かった部分もあると思いますが）上記のような業務が一日のほとんど、かつ残業も多い状態が続いていました。
特に国際系の部署の時は、相手国に合わせてこうした作業が発生するので、定常的に残業も100時間前後でした。
大変で年収も他の選択肢と比べて恵まれていないことは本質的な悩みではなかったのですが、
「大きな仕事が出来ている」「多くの人や企業の役に立っている」
という実感が得られない状況が非常に苦しかったです。
やりがいを見出せない上に給与も労働条件も決して友達と比べて良くない仕事を続ける意味はあるのだろうか・・
次第にこの気持ちが強くなっていきました。
やりたいことが見つからない＋「安定を捨てるなんて！」
気持ちが公務員の仕事から次第に離れていった一方で、小さい頃からずっとなりたいと思っていた職業。
他になかなかやりたいことが見つかりませんでした。
それに加え、この気持ちを両親や近い親戚に吐露しても、
「公務員の安定を捨てるなんて！（正気！？）」
とばかり言われました。
私自身は色々なことにチャレンジすることが好きで、（クビにならないという意味での）安定にはそこまで興味がなかったので、そこまで気にしなかったのですが、「世間はそう見てるんだな」と思いました。
後の記事でもご紹介しますが、クビにならないことが本当の安定ではないと思っています。
「とりあえず、力をつけよう」
やりたいことが中々見つからない日々が続いたわけですが、その中で私は「あらゆる企業を後押しする」ことは、公務員以外でも十分に可能だと気が付きました。
個々の企業の戦略を策定するお手伝いをしたり、成長のための企業買収を支援したり、新規事業を内部で創出するアドバイスをしたり。
公務員以外でも十分にできるだけでなく、方法もたくさんあります。
しかし、現時点ではその中でどれに最もワクワクするかは決められなかったのです。
だから私は、色々な企業支援の形を提供している会社に行って、経験とスキルを積んでみようと思って転職を決意しました。
その中で最も合致したのがコンサルティング企業だったため、転職活動を進め、無事に決まったのです。
本当の「安定」は自分の実力
転職してから様々な経験を積んでいるわけですが、私は転職して良かったと本当に思っています。
確かに人生をかけて達成したい目標が、公務員以外でまだ見つかったわけではないのですが、それが見つかった時に瞬時に手足を動かせる力をつけることが、本当の安定を手に入れることだと思っています。
そして、今はそれらの経験が少しずつ蓄積されている実感を得られています。
皆さんもハリボテの安定を捨て、自分のやりたいこととそれを実行する力を身に付けられる環境を見極めて、日々成長を感じ頂ければと思っています。
その環境が現在の公務員であればそれ以上のことはないですし、そうでなければ臆せず違う道を探してほしいと思います。
それが結果的には日本の経済成長にも繋がっていくと信じています。
今後は希望業界・職種の探し方や転職活動の進め方などについて情報を発信していきますので、宜しければ読んで頂ければ幸いです。
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