どうも、もちりんです。
突然ですが質問。
皆さんは何のために、何を目標に生きていますか?
具体的に話を掘り下げれば、必ず人の数だけ目標があります。私自身、生きてきて全く同じ思考や目的を持った複数の人間に会ったことがありません。
しかし、ざっくりとまとめると、「充実した人生」ということに尽きるのではないでしょうか。
が、人生は長く険しいことが非常に多いです。私は30年程度しか生きていない未熟者ですが、それでも多くの困難に直面し、絶望し、前に進むのが億劫になる局面は両手に収まらないくらいには経験してきています。
それでも私が前に着実に進み、望む生活に近づいたり、日々の目標を達成できているのは、
物事を整理し、カテゴリー化することで、各カテゴリーに対する行動プランを明確に想起できるから
です。
今回は、「充実した人生」を①日常と②お金に分け、人生をより豊かにするために何を考えるべきかをご紹介するとともに、カテゴリー化(今回は2軸で物事を考え)してアプローチすることがどのように役立つかを皆さんに実感して頂きたいと思います。
「人生」とは? ~人生の構成要素~
まず、「充実した人生」をどのように実現するかを考えるとき、人生とは何で構成されているかを明確にしないと打ち手は出てきません。
良く「勉強が苦手」というフレーズがありますが、あの言葉だけではどのように成績を上げていけばいいかイメージが付きませんよね。
勉強と言っても、暗記的側面、思考力的側面、計算力的側面と様々な性質があり、全てが不得手な人もいれば、1個だけ苦手な場合もあります。
ここを明確にしないで、勉強を得意になろうと思っても、どういうアクションを取れば良いか見えにくいですし、たとえ行動に移せたとしても徒労に終わる可能性が高くなってしまいます。
話が脱線しましたが、まずは「人生の構成要素」を考えていく必要があるのです。
切り分け方は様々あると思いますが、私は①日常とその日常の運営に必要な②お金が最も重要な2つの構成要素だと考えています。
毎日楽しいと思える日常
日常というとざっくりとした表現ですが、これは自分が過ごしている時間や環境という風にも言い換えられると思います。
そして、日常をさらに分解することができます。
つまり、私たちって普段の生活で何をしていますか?ということです。
勿論属性によっても大きく異なります。学生なら学校・部活・予備校ですし、主婦ならもしかするとほぼ100%家事労働に費やしている方もいるでしょう。
今回は一般的なサラリーマンを想定し、仕事と余暇に分けたいと思います。
※言葉自体は違いますが、学校・仕事・家事労働はどれも似た側面があると思いますので、本質的には一緒だと考えてください。
不自由なく過ごすのに十分なお金
次に人生のもう一つの構成要素であるお金です。
言うまでもありませんが、丈夫な体を持っていても、明晰な頭脳を持っていたとしても、お金がないと現代社会で生きていくことは難しいです。
そして、質実剛健に生きることで今生の喜びを感じることができる人間も一定数いるとは思いますが、一般的にお金はあればあるほど豊かな生活ができます。
良く年収800万円以上は幸福度が変わらないという話を聞きますが、これは一定の年収になると交際費や無駄使いにお金が飛んだりすることが主な要因であって、それはその人の自制や生活の見直しで大きく感想は変わり得ると思います。
つまり、お金自体はやはりあるに越したことはないと思っています。
この「お金(の調達源)」も、日常と同様にさらに2つに分類することができます。
それは、①仕事によって自分が稼ぐのか、②お金にお金を稼がせるのか、です。
「充実」とは? ~充実の因数分解~
上で「人生」について深掘りしましたが、今回のテーマは「充実した人生」を送るためにはどうすれば良いかということでした。
つまり、まだ「充実」について自分なりに状態定義する必要があります。
充実ってなんでしょうね(´;ω;`)
私ならこのように考えます。
ポジティブが多く、ネガティブが少ない
ですので、充実「させる」には、ポジティブを「増やし」、ネガティブを「減らせ」ば良いという言い方ができます。
次に進む前に、少しだけ振り返りつつ、物事をカテゴライズする上での重要な点に触れたいと思います。
「人生」: 日常(仕事+余暇)+お金
「充実」: 多くのポジティブ+少ないネガティブ
このように2つの単語をさらに2つの軸で分類していきましたが、この分類をする際には、必ず客観的な指標・言葉で分類するように心掛けましょう。
用語が主観で大きく変わったり、漏れやダブりが多い(コンサル的には”MECE(ミーシー)”じゃないという言い方をします)と、あまり汎用的な分類にならなくなってしまいます。
誰が見てもある程度納得するキーワードで切り口を作っていきましょう!
ここまで人生と充実を複数のキーワードで捉えなおしてみましたが、この思考法の本領発揮はここからなのです。
実は、この2軸を組み合わせることによって、行動への示唆を得られるようになるのです。
日常を充実させるために
日常を仕事と余暇に分け、充実をポジティブとネガティブに分け、この2軸を組み合わせると下図のように表現できます。
各ボックス内に書いてある「・~」は全て一例までに挙げているもので、他にもたくさんあるかと思います。
しかし、単に「日常を充実させるためには何をしたらいい?」という質問に比べると、だいぶ解像度高く色々思い浮かびそうじゃないでしょうか。
金銭事情を充実させるために
次に、お金の調達元を仕事かお金(元本)に分け、充実をポジティブとネガティブに分け、この2軸を組み合わせると下図のように表現できます。
こちらも、このように2軸で整理して書くと、お金を増やしていく方法が実はたくさんあることが窺えますね!
まとめ
如何だったでしょうか。
抽象的な概念を解釈したり、漠然とした目標に向かって走る場面が、私たちの生活の中で非常に多いです。
勿論、立ち尽くしたままよりは、抽象的なそのまま進めていくことはある程度重要ですが、上記のように、客観的な切り口・キーワードで事象を整理することは非常に重要なことです。
遠い目標に向けた足元の一歩が覚束なくなることを避け、確かな一歩とするためには、
- 本質的にその事象を表すキーワードで分類する
- その分類が客観的である(=恣意性を大きく認めるものになっていない)かを確認する
- 具体的な行動計画に繋げる(=示唆を見出す)
これらのことを意識しながら取り組んでいただけると、何をやればいいか分からなくなったり、漠然とした不安を持つことがかなり少なくなります。
皆さんも是非、2軸で考える習慣を通じて、よりたくさんの人生の目標を叶えたり、困難を乗り越える原動力を培って頂けると、私としてもとても嬉しいです。
それではまた~
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