どうも、もちりんです。
会社の人事の役割って何でしょう?採用、人事評価、給料、、、、人事の役割って色々ありすぎてどのように整理して良いか非常に難しいですよね。例えば本屋さんに行って人事系の本を探してみてもその呼称は様々で、どの言葉を使うのが正しいのか悩みますよね。まずは人事の役割を考えるにあたって、それを表す言葉から考えてみましょう。
大きく分けてこれまで企業における人事の役割を表す言葉として、次の3つの順番で変遷が挙げられます。
①人事労務管理
②人的資源管理
③人材マネジメント
①「人事労務管理」
伝統的な人事の役割として、従業員に関するオペレーションが中心的役割であると捉える考え方があります。
具体的には、従業員の採用、配置、異動、退職などの人事管理と、報酬、福利厚生、勤務時間管理などの雇用管理が含まれています。
まさしく企業が従業員を雇うにあたって最低限必要な管理に関する役割を中心とする人事部の役割のイメージとして持つ場合、「人事労務管理」という言葉が使われるように思います。
②「人的資源管理」
オペレーションとしての人事のみならず、経営資源として人材を捉え、経営戦略達成のためにその資源を有効活用できるようマネジメントしていこうという流れの中で出てきた言葉と考えて良いと思います。
グローバル化や人口減少などを受けて企業の競争環境が激化する中で、企業としてより厳しく成果を求めていく風潮の中で出てきた概念と言えるでしょう。
③「人材マネジメント」
最後に人材マネジメントという言葉が出てきます。経営戦略の達成のための資源としてのみ人材を捉えるのは従業員にとってはあまりの気持ちの良いものではないのは誰でも感じるでしょう。
当然ながら人材は経営戦略達成に向かって機械的に行動し、利益をもたらすような存在ではありません。
人材は個人としても成長し、価値を変化させていく存在です。
長期的な価値の向上に向けて企業と人個人が共同で投資していくべき存在としての認識を反映してか、こうした言葉も使われるようになってきました。
人事はその役割が分かりやすいようで、包括的に説明しようとすると中々できない側面があります。そうした人事の役割の複雑な側面が様々な言葉に表れているともいえるでしょう。
それではまた~
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