【仕事】自分の総合力を把握する重要性

どうも、もちりんです。

最近仕事が比較的楽しく、このまま色んな能力を身に着けて独立したいと思っているアラサーリーマンです。

昨今、「専門性」という言葉が非常に強い市民権を得てきていると思います。転職活動においても重視されますし、社内でキャリアアップしていく上でも、「その人を特徴づける何か」として見られています。

私も「専門性って何かかっこいい」と思いますし、そこで何か語れれば自分が何者かを証明できるような気持ちになります。
実際、前職の国家公務員では専門性が身につきにくいことに不満を感じたことも退職した一因でした。

しかし、今振り返ると、退職した理由は専門性ではなく、「一ビジネスマンとして」成長している実感を得にくかったということに尽きると思います。

そして、この一ビジネスマンに求められる資質は専門性だけではありません。人を巻き込んで物事を推進したり、組織の成長に繋がる仕事の獲得など、まさに多岐にわたる「総合的な」資質が必要です。

じゃあ結局何をすればいいんだよ・・・

そう思ったかもしれません。今回は、この「ビジネスマンの総合力」として、PwCの”Five Attributes”をご紹介します。
(出典)PwC, The skills we look for (pwc.com)

図1 Five Attributes(出典:PwC)

上図の通り、PwCでは次の5つの資質を定義しています。

  1. Whole leadership
  2. Business acumen
  3. Technical capabilities
  4. Global acumen
  5. Relationship

ちなみにacumenは「洞察力・識見」という意味になります。

私なりに各資質が具体的に何を求めているかを以下の表で整理してみました。

資質具体的な内容
Whole leadership・プロジェクトマネジメントができる
 →スケジュールの適時把握
 →クオリティコントロール
・レジリエンス(打たれ強さ)を保つことができる
・チームを牽引するアクションを自発的に起こせる
 →人材採用等
Business acumen・自身の専門領域を持っている
・自身の専門領域を外部に紹介できる(チーム内、対クライアント)
Technical capabilities・構造的思考力を持っている
・Written communication力を持っている
 →PPT/Excelが綺麗に書ける
・Oral communication力を持っている
 →プレゼン能力
 →ファシリテーション
Global acumen・海外の支社やクライアントと問題なく連携できる
・他チームと問題なく連携ができる
Relationship・クライアントと良好なコミュニケーションがとれる
表1 Five Attributesの具体的な姿

この中で、最初の方にあった「専門性」はBusiness acumenの中に内包されていますね。

そう、「専門性」はビジネスをする上で一側面に過ぎないのです。
そこに囚われすぎて、若いうちから特定の領域に偏り過ぎるのは、もしかするとリスクかもしれません。

加えて、他の資質も見ると、極めるとそれぞれ専門性と呼んで余りある能力ばかりですよね

結局お前何が言いたいん?

はい、失礼しました。
結論、ビジネスマンとして結果を出していく上では、常に「総合力」を意識しましょう、ということです。

勿論専門性も大事ですし、私も常に何か身に付けねばと悪戦苦闘しています。
最近は専ら会計領域を深掘ぼろうとしていますが会計士には敵わないと日々痛感しています。。。

そして専門性を深掘りしている時、前述の通り、何者かになれている気にもなります。その一方で、専門性の追求には相応の時間がかかります。時間の制約上、犠牲にしなければいけないことも出てきます。

気を見て森を見ずにならないよう、専門性の軸は保ちつつ、総合的に一ビジネスマンとして必要な能力を身に付けることを忘れずに業務に励みましょう。

今日もこれからその旅を一日してきます。

それではまた~

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