持ち家vs賃貸(2/2)

どうも、もちりんです。

前回に引き続き、持ち家vs賃貸についてお話出来ればと思います。
前回は比較的定性的な側面を比較し、その結果、何となくですが賃貸の方がメリットが多いんじゃないかという感想を個人的に持ったわけですが、今回はもっと経済合理性(コスパ)に着目して比較検討したいと思います!

結論としては、

The winner is… 賃貸~!!

ですね。理由は大きく2つに分類できます。

1.ランニングコスト

一つ目の理由は「ランニングコスト」です。

前段として、賃貸で払う家賃は誰に行くでしょうか。

簡単ですね、大家さんです。当然、この支払ったお金は返ってこないです。

一方で、持ち家をローンで購入した場合はどうでしょう。

一部は利子として金融機関に行きますが、元金の場合は、支払うことで家の一部を買い取っていることになりますので、実質的に資産となります。これが不動産業者がマイホーム購入を促す際に用いる常套句であり、「賃貸が損だ」と錯覚させる所以でもあります。

しかし実際はこんな単純な話ではないようです。
例えば、以下のような点は留意が必要です。

  • 超低金利時代の今(2022年現在)でも、利子の支払い額は、総支払額の何割かを占める(=利子のインパクトが大きい)。
  • 固定資産税、メンテナンス費用、保険料(火災保険料・地震保険料)がバカにならない。

2.資産価値の変動

次に資産価値についてです。

「マイホームは資産だ」という商売文句に魅了されて、物件を購入する方は非常に多いですが、以下のポイントを押さえて買っているか否かで大きな差があります。

  • 持ち家はローン返済後(多くの場合30~35年後)、資産価値が相当低下している。
    • 例えば5,000万円の家(新築)を35年ローンで購入した場合、土地が1,500~2,000万円が土地、3,000~3,500万円が建物の値段になる。
    • 上記の場合、通常は5,000万円の物件は、2,000~2,500万円になっているケースが多い(=キャピタルロスの発生)。

そう、マイホームの資産価値は「基本的には」提言していくものです。不動産バブルの環境下にならない限り、5,00万円で購入した家は、5,000万円の価値を維持できません。

ただし、不動産屋がマイホーム購入を促す際にもう一つ、シミュレーションを行ってマイホームのお買い得さを強調するわけです。

マイホームはいいぞ~お買い得だぞ~

不動産兼八百屋

実はここには多くの場合、以下の仮定が置かれているようです。

  • 50年以上住んだ場合の試算(少なくとも35年以上)
  • メンテナンス費用が0もしくは相当低く見積もられている

したがって、この計算に、上記の(想定)キャピタルロスを加味すると、賃貸の方が計算上お得です。
が、不動産屋はそんなこと口外しません(・。・;)
理由は考えてみると簡単で、5,000万円の物件が大体賃貸では20万円で貸せるとします。そうすると、不動産屋としては、賃貸で契約した時に手に入る手数料は賃料1か月分+消費税(=22万円)になります。
一方、5,000万円の持ち家として販売できた場合、凡そ170~180万円の手数料を獲得できます。
不動産屋として、どちらをおススメしたいかは一目瞭然ですね。

総括

以上の2つの観点で考えると、やはり賃貸の方がお得に感じますよね。

ちょうど私も購入か賃貸を考え始めていた(親の影響もあり、購入も比較的真剣に考えていた)ところ、これからは賃貸を軸に色々物件探ししていこうと思いました・・(マイホームの夢破れる)

それではまた~

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