私について
皆さんはじめまして、はむむです。
私は都内の大学卒業後、数年間国家公務員として霞が関で勤務し、その後コンサルティング企業に転職して現在に至ります。
私は小さい頃に第一次世界大戦時に活躍した外交官のドキュメンタリーを見て以来、国家公務員に憧れました。
そして、国家公務員試験にも無事に合格し、晴れて憧れの官僚と言われる職業に就くことができました。
しかし、思い描いていた姿と、その時自分が携わる業務にギャップを感じ、長い葛藤の末に退職を決意しました。
両親からは反対され、次が無職でも悪い仕事でもなかったにも関わらず親族などは残念がりました。
それらの後ろ指を振り切り、現在はコンサルティングを生業として日々、国家公務員とは違う形で日本企業の後押しをせんと過ごしています。
ブログの目的
私は本ブログを通して、公務員の方が民間へ転職する上で少しでも有益なアドバイスを発信したいと思っています。
勿論、民間から公務員への転職を検討される方にとっても役立つ情報になると思います。
現在、公務員(特に国家公務員は顕著かもしれませんが)の人気は年々低下傾向にあります。
若手の離職率に関するニュースはしばしば報道されますし、公務員のブラックな労働環境を何とかしようという議論はあらゆるところで聞きます。
こうした取り組みは少しずつ進んでいるものの、実際はそれを上回るスピードで人気低下が進んでいる状況です。
だからみんなもやめてしまえって?
ここは明確に言わせてください。
断じて違います。
私は公務員から民間に人を引き抜きたいわけではありません。
むしろ、人材の流動性が少しずつ高まってきている中、少しでも広い世界に目を向け、自分が最も活躍できそうな場所を「積極的に」選んでほしいと思っています。
「積極的に」と言ったのは、消極的に公務員として残り続ける方が多いと感じているからです。
記事でもご紹介しますが、公務員は他でつぶしが効く能力が付きやすいとは決して言えません。
なので必然的に外に出るのが億劫になりやすいと思っています。
私も転職活動の際、自分が社会人生活で出来るようになったことを棚卸する中で何度も目を背けたくなりました。
また、公務員は良くも悪くも真面目な方が多いです。
転職も大真面目に考えすぎて、結局足が動かなくなってしまう人も多いと思います。
勿論、転職後の展望を考えることは重要ですが、未来は誰にも分かりません。
今、自分にとって可能性を感じることに思い切って舵を切ることも、時には必要です。
そして、上でも少し触れましたが、親世代や地方の方は国家公務員に幻想のような印象を持っていることが少なくありません。
その印象と現実とのイメージのギャップを感じながらも、周囲を裏切ることに罪悪感や不安を感じて一歩踏み出せずにいることも多いのではないでしょうか。
私は家族が地方出身で、皆が官僚が雲の上の存在でとんでもない待遇を受けているに違いないと思っていたタイプでした。何度説明しても、「いずれは天下りとかで美味しい思いをするんだ」と決めつけていました(笑)
とても真面目で能力も高い方が多い公務員ですが、こうした様々な思いやしがらみでがんじがらめの方も多いのではないでしょうか。
そういった方たちに向け、私自身の経験も踏まえ、公務員としてのキャリア、そして転職した場合のキャリアを考えて頂き、少しでもご自身にあった(=能力を発揮できる)環境に思い切り飛び込んでもらえたらと思っています。