どうも、もちりんです。
前回は私が仕事でストレスを感じていた経験と、転職によってどのように対処できたかをお話ししました。
今後は、色んな切り口からどんなストレスを感じているかを話していきたいと思います。
「ひたすら苦労話かよ」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、このブログの目的は「人生解放」です。様々なストレスを棚卸し、それに対する解決策を考えたり、あるいは最終的にそれでビジネスを作ったり・・・とかなり夢を持って書いておりますので、決して悲観的な内容ではありません。
深くしゃがめばしゃがむほど、高く飛べるかも?()
前置きはここまでにして、今回は都会に住むストレスを色々考えていきたいと思います。
私は生まれてほとんどの時間を東京で過ごしています。良く言えばシティボーイ、悪く言えば過密社会の成れの果てになりますが、東京に憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。
高級ブランドが立ち並ぶ煌びやかな銀座、高層タワーがそびえる新宿、おしゃれなカフェがひしめく表参道、芸能人に会えるかもしれない西麻布。
そのどれもが地方にはなかなか少なく、それゆえ多くの人(特に若者)が毎年東京に移り住んできています。人口減少の中でも人口が増加している稀有な場所、それが東京です。
確かに東京が有利なこともたくさんあります。
好待遇の仕事に出会える確率、優秀な仲間に出会える確率、綺麗な人と合コンできる確率。
あれ、最後に俗な欲求入ってね・・・?
しかし、東京に住んでいると次のようなストレスを多々感じます。
- 生活費の高さ
- どこにいっても混雑
- 日々の活動が消費行動中心になりがち
1.生活費の高さ
これは想像に難くないと思いますが、東京は面積が狭いのに住んでいる人はべらぼうに多いです。
そのため、必然的に家賃・物価が他県より高くなっていきます。
1K(8畳前後の部屋+キッチン)の小さな部屋でも家賃10万円はザラですし、港区、中央区、千代田区の都心3区に住もうと思えば12万~15万の場合もあります。
地方なら2LDKとかに住めてしまいますね・・・
どこに住むにしても高くつくので、節約だけでなく、収入を伸ばしていく方法も考えていかないと、家族構成の変化や、万一の時に対応できなくなってしまいます。
稼げ、さもなければ去れ
そんなことを言われている気持ちになりますね。資本主義の奴隷です。
2.どこに行っても混雑
最初に挙げた3点の中で、これが最もストレスかもしれません。
平日に頑張って働いた分、休日はのんびりとしたいですよね。
私も外のカフェでのんびり読書して、優雅な時間を過ごしたいと日々思っています。
しかし、私の近所でカフェがたくさんあるとこと言えば新宿、渋谷あたりですが、
満席、満席、満席・・・
ただ本が読みたいだけなのに、どこも空いていないなんてことはしょっちゅうあります。
じゃあもっとマイナーな駅のカフェに行けばいいのでは?と思うかもしれませんが、マイナー駅のカフェは客席数も少なく、むしろ埋まりやすいなんてことがあります。
結局メジャーな駅でチャレンジした方が座れる確率が高いのです。
そう、東京の民は休日まで椅子取りゲームをしているのです。。。
本を読むという本来の目的のために、多くの人をかき分けて、何か所も確認するサイド作業のせいで、座ることにはぐったり。そんなことが何度もありました。
それに到着した先のカフェは座席が敷き詰められて、所狭しと人が座っている。自分のテリトリーは極小丸テーブル一つだけ。それで余計にぐったり。
じゃあ家でも良いのでは?というのは確かにそうです。
しかし、私は仕事上、在宅勤務が多いため、むしろ休日は外に出たいのです!(我儘)
どこに行っても場所が少ない。これが休日ストレスの中で直近では一番顕著なものです。
3.消費行動に飲み込まれる日常
最後は哲学的に書きましたが、要は「お金をかけなければいけない活動が多い」ということですね。
上にも書いたように、
読書するためにカフェに行きます。
ストレス解消の運動のためにジムに行ったり、ラウンドワンに行きます。
これらは全て対価としてお金を払っています。
運動するための十分に広い公園が近くになかったり、広々と読書できる空間が外に乏しかったり。
すべてはスペースがないがゆえの問題です。そして、それを解決するカフェやジムといった室内空間は課金によって利用できます。
自分でサンドイッチを作って公園でピクニックというのも、近くに快適な公園がなければ難しく、それが難しいため、ランチをしに出掛ける。そしてまた消費する。
結局ストレスを発散するにはお金が必要なわけです。
少し脱線しますが、私はアメリカに少し住んでいたことがあります。
アメリカも一部の都市は巨大な人口を抱えています。
しかし、集中度の点でいえば東京(=日本)の比ではありません。
2020年時点で、アメリカの都市人口ランキングは、ニューヨーク(833万人)、ロサンゼルス(397万人)、シカゴ(269万人)、ヒューストン(232万人)。私が住んでいたサンノゼは10位で102万人。
翻って日本はどうでしょう。
日本(2022年時点) | 順位 | 米国(2020年時点) |
東京23区(972万人) | 1位 | ニューヨーク(833万人) |
横浜市(377万人) | 2位 | ロサンゼルス(397万人) |
大阪市(276万人) | 3位 | シカゴ(269万人) |
… | … | … |
広島市(119万人) | 10位 | サンノゼ(102万人) |
総人口は米国の1/3程度の日本が、如何に人口が都市に集中しているかわかりますね。
日本ももう少し、地方や郊外に人口が分散して、皆が広い家に住めたら、家具やピアノといった屋内の家財への消費が増え、極端に巨大化した第3次産業からのシフトを通じて、バランスの取れた産業構造になるのではないかと常に思っています。
アメリカの家はとても広く、東京だったら何億円するんだ・・・といった家が比較的当たり前に庶民でも手に入っています(もちろん、例外はあります)。
そして、こういったマクロの話だけでなく、広い家にゆとりをもった生活をする人が増えれば、ストレスも減り、精神的にも豊かに暮らせるのではないかと思います。
じゃあ地方に行けばいいのでは?となりそうですが、残念ながら就業機会の豊富さやあらゆる条件を踏まえて、皆さん東京を選んできているわけなので、個人が率先してその行動をとることは難しいですよね。
結局は、企業や政府が、地方分散を促していかないと、ミクロで個人は動かないのです。
自国消費を旺盛にし、精神的にも豊かな暮らしをより享受していくためにも、人口の分散は不可欠だと思っていますので、こうした取り組みは進んでほしいと心から思っています(分散が進めば、私が上で感じていた3つのストレスも、かなり軽減されることになりますし)。
かなり脱線してしまいましたが、都会(東京)で感じるストレスをまとめてきました。
人口集中は個人的にとても深刻な問題だと思っていますので、皆さんも少しでもご関心を持っていただけると嬉しいです。
それではまた~
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